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投資用ワンルーム・新築販売の仕事内容と年収を徹底解説!

投資用ワンルーム・新築販売の仕事内容と年収を徹底解説!

不動産営業の中でも「稼げる」と噂されるジャンルが、投資用ワンルームや新築マンションの販売です。

「せっかく不動産業界に入るなら投資系でしょ!」

そんなふうに考えている学生や求職者の方も多いのではないでしょうか?

たしかに、高年収が狙える華やかなイメージがありますが、実際の仕事内容や働き方についても気になりますよね。

この記事では、投資用ワンルーム・新築販売営業の

  • 仕事内容
  • メリット・デメリット
  • 年収のリアル
  • 向いている人の特徴

などを、現場目線で詳しく解説していきます。

投資用ワンルーム・新築販売の仕事内容とは?

自社物件 or 販売代理での営業活動

この業界の営業スタイルは大きく分けて以下の2つです。

  • 自社物件の販売:自社が保有している物件を顧客に直接販売する
  • 販売代理:オーナーや不動産会社から委託された物件を代わりに販売する

どちらも販売方法に大きな違いはなく、「名簿からの電話営業」が基本になります。

具体的な営業の流れ

  1. 顧客リストへテレアポ
  2. アポイントを取得
  3. 商談(投資用物件の提案)
  4. クロージング(契約)

最近は「投資セミナー→商談」へ誘導する流れも増えてきましたが、多くの会社ではいまだにテレアポが主流です。

なお、投資物件の購入者は「情報収集が苦手な人」が多い傾向にあるため、営業側のトーク力が重要になります。

投資用不動産販売のメリットとは?

業界屈指のテレアポスキルが身につく

電話営業は、営業の中でも最も難易度が高いスキルのひとつです。

投資用不動産販売ではこのテレアポを通じて、「初対面の相手に商品を提案し、信頼を得る力」が自然と身につきます。

この経験は不動産業界に限らず、保険・金融・BtoB営業などさまざまなフィールドで活かせます。

金融・経済・税金などの知識が深まる

投資用物件は、単なる不動産の売買ではなく「資産運用」の側面も強いです。

  • 生命保険との比較提案
  • 所得税・住民税の節税シミュレーション
  • 将来の年金対策

といった提案を行う中で、金融・税務・経済に関する知識も深まっていきます。FP(ファイナンシャルプランナー)に近いスキルが求められるイメージですね。

投資用ワンルーム・新築販売のデメリットと業界の厳しさも知っておこう

テレアポが取れない=何も始まらない

この仕事の最大の難しさは、アポが取れなければ接客も商談もできないという点です。

営業プロセスのすべてを一人で完結させるスタイルのため、成果が出なければ永遠にテレアポをし続けることになります。

精神的に消耗しやすい環境

投資系の会社は、上司からの詰めが厳しい傾向があります。

結果が出なければ冷遇されるケースも多く、離職率は業界トップクラス

なかには「1年で9割が辞める」ような会社も存在します。

不動産全体の視野が広がりにくい

また、目の前の投資顧客にフォーカスした営業スタイルのため、街の相場感や不動産全体の知識を深める経験にはなりづらい点も注意です。

投資用ワンルーム・新築販売の気になる年収の実態

トップ層は年収3,000万円超も!

この業界の魅力はなんといっても「インセンティブの高さ」。

  • 新規契約:1件あたり50~100万円のインセンティブ
  • 買い増し(既存顧客による追加購入):10~30万円程度

といった報酬体系が一般的です。

荒川
ミカタ不動産転職

トップセールスになると、月に5件以上の契約をまとめて月収500万円超という例もあります。

未経験でも500万円以上の求人あり

この分野では人員の入れ替わりが激しいため、売れない営業マンでもある程度の固定給が用意されていることが多いです。

未経験者向けの求人でも、年収500万円以上の提示は珍しくありません。

とはいえ、成果を出せなければ扱いは厳しくなるため、安易に「固定給が高いから」と選ぶのは注意が必要です。

投資用ワンルームは実際に売れるのか?

投資用ワンルームは「売れない」という印象を持つ方もいるかもしれませんが、実際には慣れれば月5件以上の契約も十分可能です。

特に「買い増し」をしてくれる富裕層の顧客と関係構築できれば、定期的な売上が見込めます。

こういった資産家との関係ができれば、数年はその顧客だけで生活が成り立つ…ということも。

投資用ワンルーム営業に向いている人の特徴

以下のような方は、投資用ワンルーム・新築販売に向いているといえるでしょう。

  • 短期間で大きく稼ぎたい人
  • 電話営業に抵抗がない人
  • 数字へのコミット力が高い人
  • 精神的にタフな人

逆に「じっくり信頼関係を築きたい」「ワークライフバランスを重視したい」といった方には、あまり向かないかもしれません。

投資用ワンルームの主要企業

投資用ワンルーム・新築販売で有名な企業は以下の通りです。

  • FJネクスト
  • プロパティエージェント
  • 日商エステム

いずれも年間売上100億円を超える大手企業で、採用にも力を入れています。

まとめ

項目内容
仕事内容投資用ワンルーム・新築マンションの販売(自社・代理)
営業手法テレアポ中心(セミナー型も一部あり)
メリット電話営業スキル、金融知識が身につく
デメリット離職率が高い、精神的にきつい、業務の幅が狭い
年収目安500万円〜3,000万円以上
向いている人短期間で稼ぎたい・電話に強い・タフな人
主な企業FJネクスト、プロパティエージェント、日商エステム

投資用ワンルーム・新築販売の営業は、厳しさもありますが得られる経験値は圧倒的です。

営業スキル、金融知識、高収入——どれをとってもキャリアの武器になるので、チャレンジしたい方はぜひ飛び込んでみてください。

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