営業が苦手でも不動産営業で成果を出す人の共通点とは？
こんにちは。ミカタの荒川です。
「営業って自信がない」「自分には向いてなさそう」――そんな不安を感じていませんか？
実は、不動産営業の世界では“営業が苦手な人”ほど成功するケースが少なくありません。
私自身もそうでした。
営業が得意だと思ったことは一度もありません。
でも、不動産業界に入ってからは「得意・不得意よりも大事なこと」があると気づいたんです。
今回は、営業が苦手でも成果を出している人たちに共通するポイント、そして実際にトップ営業へと成長した方のエピソードをご紹介します。
営業が苦手でも売れる人の共通点は「諦めない力」
結論から言えば、営業が苦手でも成果を出せる人に共通するのは「諦めない力」です。
一見シンプルですが、実はここに“すべてのトップ営業の共通項”があります。
営業の世界では、「結果が出るまでの期間」が人それぞれ。
1ヶ月で成果を出す人もいれば、1年かかる人もいます。
でも、途中で諦めずに続けられた人だけが、最終的に成果を掴んでいるのです。
では、実際に“営業が苦手”から“トップセールス”に変わった人は、どんな努力をしたのでしょうか？
ここからは、ある一人の営業マンの実話を紹介します。
高卒・工場勤務からトップ営業になったAさんのストーリー
主人公はAさん。
もともとは地方の工場で働く、ごく普通のサラリーマンでした。
どちらかといえば人と話すのが得意ではなく、黙々と作業をこなす職人気質。
そんなAさんが転職を考えたきっかけは、当時の上司の年収でした。
20歳も年上なのに、年収は400万円ほど。
「このまま続けても、自分の未来は変わらないかもしれない」
そう思い、勇気を出して転職活動を始めたそうです。
そこで目に留まったのが“不動産営業”の求人。
「20代で年収1000万円も可能！」という言葉に惹かれたものの、正直なところ「自分にできるのか？」という不安が大きかったといいます。
それでもAさんは、「やってみてダメなら戻ればいい」と自分に言い聞かせ、一歩を踏み出しました。
売れない1年をどう乗り越えたか
入社して待っていたのは、想像以上に厳しい現実でした。
体育会系の雰囲気、上司からの厳しい言葉、数字のプレッシャー…。
「売れる営業マンはすぐに成果を出す」と言われる中、Aさんは入社1年目で契約ゼロ。
成績表には“最下位”の文字が並び、精神的にも追い込まれていきました。
それでもAさんは、辞めませんでした。
理由は単純。
「逃げても何も変わらない」と思ったからです。
そして1年目の終盤。
ついに、初めての契約が決まりました。
契約後、お客様からこんな言葉をもらったそうです。
「Aさんは他の営業と違って物静かで、安心して話せました。」
その瞬間、Aさんは気づきました。
“自分にしかできない営業スタイル”があるということに。
“自分らしい営業”が成績を変える
多くの営業マンが「明るく元気に」「積極的に押す」タイプの営業をしていました。
でも、Aさんはそれが苦手。
そこで彼は、他の営業が「温度が合わない」と感じて離れていくようなお客様を中心に、じっくり向き合うようにしました。
話を急かさず、時間をかけて信頼関係を築く。
すると、少しずつ契約が増え始めたのです。
2年目には安定して成果を出し、3年目には社内トップセールスに。
その後は独立して会社を立ち上げ、今では年収数千万円を超える経営者になっています。
Aさんはよくこう言います。
「自分に合わないやり方を真似しても苦しくなるだけ。続けられるやり方で勝負すればいい。」
この言葉に、多くの“営業が苦手”な人が勇気をもらっています。
「営業が得意かどうか」より「やり続けること」が成功の条件
このエピソードから分かるのは、「営業が得意かどうか」は大きな問題ではないということ。
むしろ、“やり続けられるかどうか”のほうが圧倒的に重要です。
不動産営業は、成果が出るまでに時間がかかる仕事です。
人との信頼関係、物件知識、提案力――どれも一朝一夕では身につきません。
だからこそ、「成果が出ない時期」をどう過ごすかで未来が決まります。
焦らず、自分のペースで続けていける人ほど、結果的に大きな成果を手にしているのです。
営業が苦手な人ほど成功する理由
面白いことに、不動産営業の現場では「自分は営業が苦手です」と話す人ほど、長く活躍している傾向があります。
理由はいくつかあります。
- 相手の話をよく聞ける
- 押し売りをしないため、お客様に安心感を与える
- 誠実な印象を持たれやすい
つまり、「口がうまい人」より「聞く力がある人」のほうが、信頼を得やすいのです。
不動産は高額な取引ですから、安心して任せられるかどうかがすべて。
実は“営業が苦手”な人の方が、その資質を自然に持っているのです。
成功する人の小さな習慣
成果を出している人ほど、日々の積み重ねを大切にしています。
たとえば次のような行動が共通しています。
こうした地味な行動の積み重ねが、やがて“信頼”という目に見えない資産を生みます。
そしてその信頼が、次の契約を呼び込むのです。
まとめ：営業が苦手でも、続ければ必ず道は開ける
営業に不安を感じている方へ、最後にひとつだけ伝えたいことがあります。
「自分は営業に向いていない」と思っても、すぐに諦めないでください。
不動産営業の世界では、最初から才能がある人よりも、「苦手だけど続けた人」が結果を出しています。
少しずつ経験を重ね、自分のスタイルを確立できれば、誰にでもチャンスはあります。
そして何より、不動産営業は“人の人生に深く関わる仕事”。
あなたの誠実な一言が、お客様の人生を動かすことだってあります。
成果が出るまでに時間がかかっても、焦らず続けてください。
営業が苦手でも大丈夫。あなたにしかできない営業スタイルが、必ず誰かの信頼を生みます。
もし今「自分にできるか不安」と感じているなら、Aさんのように一歩だけ踏み出してみてください。
その一歩が、人生を変える最初の契約につながるかもしれません。
