不動産営業は出世できる?店長・マネージャーなど管理職になるための条件

不動産営業は出世できる?店長・マネージャーなど管理職になるための条件

こんにちは。ミカタ不動産転職の荒川です。

「不動産営業って出世できるの?」「店長やマネージャーになるには何が必要?」

そう感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

営業職は個人の成果がすべてと思われがちですが、不動産業界にはしっかりとしたキャリアアップの仕組みがあります。

努力と実績を積み重ねれば、店長・マネージャーなどの管理職ポジションに就くチャンスは誰にでも開かれています。

ただし、出世=成功ではありません。

プレイヤー時代とはまったく異なるスキルが求められるため、「向いているかどうか」を見極める視点も欠かせません。

この記事では、不動産営業が出世するための条件や評価基準、そして管理職になった後のリアルをお伝えします。

不動産営業の評価軸は「数字=成果」

不動産営業の世界では、すべての評価は成果から始まります。

どんなに人柄が良くても、数字が伴わなければ昇進は難しいのが現実です。

営業職はシンプルで明確。

数字を出せば評価され、結果を出し続ければ、自然とリーダー・店長候補として推薦されます。

  • 契約件数や売上額の安定
  • 顧客満足度や紹介案件の比率
  • 周囲への影響力やチーム貢献度

この3つの軸をバランスよく満たしている人ほど、昇進のスピードが早い傾向にあります。

特に中小規模の不動産会社では、「社歴より結果」が圧倒的に重視されるため、20代で店長になる人も珍しくありません。

荒川
ミカタ不動産転職

つまり、不動産営業における出世の第一歩は、「個人で確実に成果を出す」ことです。

成果を出せば昇進のチャンスは誰にでもある

多くの不動産会社では、営業成績を安定して出せる人に対して、自然とリーダーシップを求める流れがあります。

これは、「自分で成果を出せる人は、他人の成長も支援できる」という考え方に基づいています。

  • 店長候補として小チームの数字を任される
  • 新入社員の教育や同行を担当する
  • エリア責任者や支店長代理として抜擢される

こうしたステップを踏みながら、徐々に管理職の経験を積んでいくのが一般的です。

結果を出していれば年齢や経歴に関係なくチャンスが来る――それが不動産営業の魅力でもあります。

ただし「出世=年収アップ」とは限らない

ここで気をつけたいのが、「出世すれば給料が上がる」とは限らない点です。

多くの営業職は歩合制(成果給)を採用しているため、管理職になると収入構造が変わるのです。

プレイヤー時代は、

・個人売上300万円/月 × 歩合20~30% → 年収1000万円近く

というように、自分の成果がそのまま給与に反映されます。

しかし、管理職になると評価軸が「チーム全体の売上」へ移行します。

たとえ自分が500万円売っても、チームの合計が目標に届かなければ評価は下がる可能性があります。

荒川
ミカタ不動産転職

つまり、「自分だけ頑張っても報われない」のがマネージャーの宿命。その分、チームの成果を伸ばす力=マネジメント力が求められるのです。

不動産管理職に求められる能力と役割

プレイヤー時代と管理職では、求められるスキルの本質がまったく異なります。

管理職になって初めて、「売る力よりも“育てる力”が重要だ」と気づく人も多いです。

管理職に必要なスキルは以下の通りです。

  • メンバーの営業課題を見極める分析力
  • 個々の強みを活かすコーチング力
  • 案件進行をサポートするフォロー力
  • モチベーションを維持する心理的サポート力
  • チーム全体をまとめるリーダーシップ

これらは、現場で「自分が売る」よりもずっと難しいスキルです。

特に、“自分がやった方が早い”という思考を捨て、他者に任せる覚悟を持てるかが分岐点になります。

管理職の仕事は、「自分が売らなくてもチームが売れる仕組みを作ること」。

その意識が持てる人こそ、真のリーダーとして評価されます。

不動産で管理職になるメリット・デメリット

マネージャーや店長になることは誇らしいことですが、同時に責任も大きくなります。

それぞれの立場で感じるリアルなメリット・デメリットを整理してみましょう。

メリット
  • チーム運営や経営視点を学べる
  • 組織全体に影響を与えるポジションにつける
  • 昇格により固定給や役職手当が上がる
  • 実績次第でエリア統括・事業部長への道も開ける
デメリット
  • 歩合が減り、プレイヤー時代より収入が下がることもある
  • 部下の成果に左右され、ストレスが増える
  • 自分の数字よりもチームマネジメントに時間を取られる
  • 責任範囲が広がり、休日でも対応が必要な場面がある

こうして見ると、「どちらが良い」と一概には言えません。

プレイヤーとして稼ぐ自由を取るか、管理職として組織を動かす経験を取るか。

自分の価値観に合ったキャリアを選ぶことが大切です。

「稼ぎたい」人にはプレイヤー継続も選択肢

実際に現場では、トップセールスのままプレイヤーとしてキャリアを続ける人も多くいます。

彼らは「管理よりも現場が好き」「数字を追っている方が楽しい」と考え、自分の得意分野で成果を出し続けています。

このように、不動産営業の出世は“昇進”だけが正解ではないのです。

年収1000万円を超えるプレイヤーもいれば、チームを率いるリーダーとして安定を選ぶ人もいます。

重要なのは、「自分はどんな人生を送りたいか」。

お金・責任・やりがいのバランスを見ながら、自分に合う働き方を選びましょう。

まとめ|出世はゴールではなく「選択肢」のひとつ

不動産営業の世界では、結果を出し続けていれば年齢・経歴に関係なく昇進のチャンスがあります。

努力を積み重ねた先に、店長・マネージャー・エリア統括といったキャリアパスも用意されています。

ただし、プレイヤーと管理職では求められるスキルがまったく異なり、収入の構造も変わります。

「出世したのに前より稼げなくなった」という声も現実にある以上、出世=ゴールではなく、キャリアの“選択肢のひとつ”として捉えることが大切です。

  • 数字を出せば出世のチャンスはある
  • 出世しても収入が下がるケースもある
  • 管理職では「育てる力」が成果を左右する

あなたがどんな生き方・働き方を望むのか。

その軸を明確にすれば、どんなキャリアを選んでも不動産営業というフィールドで成功できます。

焦らず、自分の理想に合ったキャリアを選び取ってください。

出世も、プレイヤーとしての成長も、どちらも正解です。

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この記事を書いた人

ミカタ不動産転職 荒川 竜介
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