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不動産売買仲介営業を未経験!最初の3ヶ月〜半年で何を学ぶべきか?

不動産売買仲介営業を未経験!最初の3ヶ月〜半年で何を学ぶべきか?
  1. 不動産売買仲介営業に未経験で入るけど、最初の数ヶ月で何をすればいいのかわからない
  2. いきなり数字を求められそうで、具体的な学びの優先順位に不安がある
  3. 右も左も分からない状態でスタートして、周りに置いていかれないか心配

未経験で不動産売買仲介営業に飛び込んだ方にとって、最初の数ヶ月はまさに“勝負どころ”です。

この時期に何を意識して学び、どんな行動を積み重ねるかで、その後の成長スピードがまったく変わってきます。

もちろん最初から契約を量産できる人はいませんが、「学ぶ順番」と「意識の向け方」を間違えなければ、半年後にはしっかりと成果につながる基礎を作ることができます。

ここでは、不動産売買仲介営業を未経験で始めた人が、最初の3ヶ月〜半年で何を学び、どんな行動を取るべきかを具体的に解説します。

不動産売買仲介営業を未経験!最初の3ヶ月〜半年で何を学ぶべきか?

  1. 会社が築いた「営業の型」を素直に吸収する
  2. とにかく「接客の場数」を増やすこと
  3. 不動産営業として最低限おさえておきたい基礎知識
  4. 先輩・上司との信頼関係を築くことも大事
  5. 未経験だからこそ「素直さ」と「観察力」で伸びる

1. 会社が築いた「営業の型」を素直に吸収する

まず最初に意識してほしいのは、その会社が結果を出してきた“営業の型”を徹底的に学ぶことです。

どんな不動産会社にも、「自社の勝ちパターン」があります。
たとえば、

  • ポータルサイト(スーモなど)の反響を中心に買主を集客している会社
  • 「売却物件求む」のチラシやポスティングで売主案件を取る会社
  • 紹介ネットワークを使って安定的に案件を回す会社

このように会社ごとにスタイルがまったく違います。

たとえば、

  • 先輩が使っている営業トークや反響対応のスクリプトをそのまま真似する。
  • チラシ配布の順番や訪問の回数も、まずは同じように再現してみる。

これだけで、営業の基礎が早い段階で体に染み込みます。

これは、武道の世界で言われる「守破離(しゅはり)」の“守”の段階。

まずは“守る”ことを徹底し、型を身につけてから自分の個性を加えることで、自然と結果がついてくるようになります。

荒川
ミカタ不動産転職

正直、最初のうちは自分のやり方を試したくなることもありますが、「型を信じて動く期間」を意識的に持つことで、成長の土台が格段に強くなります。

2. とにかく「接客の場数」を増やすこと

営業スキルを磨く一番の方法は、何といってもお客様と向き合う経験を重ねることです。

本や研修では学びきれないリアルな“肌感覚”が、接客の現場に詰まっています。

とはいえ、入社したばかりの時期は、自分の担当案件が少なく、なかなか商談のチャンスも多くはありません。

そこで意識したいのが「同行」です。

  • 先輩営業の商談に同席する
  • 上司の案内に同行させてもらう
  • 契約や重要事項説明の現場を見学する

たとえ横で聞いているだけでも、実際のやり取りや言葉の使い方、間の取り方など、多くの学びがあります。

たとえば、ある未経験入社の社員は、最初の3ヶ月で20回以上の商談同行を経験したそうです。

「最初は何を話しているのか半分も理解できなかったけど、ある日突然“あ、今の流れ分かったかも”と感じた瞬間がありました」と話していました。

この“分かる瞬間”をどれだけ早く迎えられるかが、成長スピードの分かれ目です。

荒川
ミカタ不動産転職

経験の引き出しが多ければ多いほど、将来どんなタイプのお客様に出会っても柔軟に対応できるようになります。

3. 不動産営業として最低限おさえておきたい基礎知識

現場経験を積むと同時に、業務の基礎も少しずつ整理していく必要があります。

以下の項目は、最初の半年でしっかり身につけておきたい内容です。

  • 接客の基本(案内からクロージングまでの流れ)
  • 自社が担当するエリアの地理情報(主要駅、学区、治安など)
  • 集客導線の理解(問い合わせはどこから来るのか)
  • 契約書や重要事項説明書などの書類作成の流れ
  • 宅地建物取引士(宅建)の勉強スタート

特に宅建は、営業として長く働くなら避けて通れません。

最初は難しく感じますが、早めに勉強を始めることで日々の実務理解が深まり、上司やお客様との会話にも説得力が増します。

また、地元エリアの地理を把握することも非常に大切です。

たとえば「この通りは夕方になると車が混む」「この学校区は人気で中古住宅もすぐ売れる」といった情報を実体験として覚えておくと、接客トークに厚みが出ます。

4. 先輩・上司との信頼関係を築くことも大事

意外と見落とされがちですが、人間関係の構築もこの時期の重要な学びです。

とくに小規模の不動産会社では、社内の空気感が成果に直結します。

困ったときにすぐ相談できる先輩や上司がいるだけで、モチベーションの維持が全然違います。

逆に、孤立してしまうと「ちょっとしたミス」も大きな不安に感じてしまうもの。

もし分からないことがあれば、「これって今聞いても大丈夫ですか?」と素直に尋ねてみることが大切です。

経験豊富な先輩ほど、“聞く姿勢がある後輩”には喜んで時間を割いてくれます。

荒川
ミカタ不動産転職

一人で抱え込まないこと。それが、最初の半年を乗り切る秘訣のひとつです。

5. 未経験だからこそ「素直さ」と「観察力」で伸びる

不動産営業の現場は、毎日が変化の連続です。同じお客様でも、年齢や家族構成、購入理由によって提案内容がまったく違います。

だからこそ、未経験のうちは「素直さ」と「観察力」が大きな武器になります。

先輩がどんな質問をしているのか、どんなタイミングで提案しているのかを意識して観察するだけで、自分の中に“営業の感覚”が育っていきます。

資料を忘れたり、言葉が詰まって焦ったり・・最初は失敗の連続です。

しかしその一つひとつが経験になります。失敗したときこそ「何が足りなかったのか」を振り返る時間をしっかりととりましょう。

荒川
ミカタ不動産転職

焦らず、丁寧に一歩ずつ。それが未経験者が半年で結果を出すための、最短ルートです。

まとめ:最初の半年で「型」と「経験」を積み上げよう

不動産営業の世界では、知識よりも「行動の量」と「学びの質」が結果を左右します。

最初の数ヶ月は成果が出なくても焦らず、日々の現場から何を吸収できるかに集中しましょう。

そして半年後、ふと振り返ったときに「少しずつお客様と会話ができるようになった」「先輩に頼られ始めた」と感じられたなら、それが確かな成長の証です。

不動産営業は、努力が報われる数少ない仕事です。

最初の半年こそ、焦らず、素直に、貪欲に学ぶ時間にしてください。

その積み重ねが、1年後の大きな飛躍につながります。

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