不動産転職ガイドホワイト企業・働きやすさ2025年11月13日

不動産営業で完全週休2日を実現できる会社を探す方法5つ

ミカタ不動産転職荒川竜介

「不動産営業は休みが少ない」というイメージを持っている人、多いのではないでしょうか。

土日や祝日がお客様対応でつぶれやすい仕事だからこそ、平日に振替休日があるものの「結局休みが取れない」「週1日しか休めない」なんて声をよく耳にします。

正直なところ、完全週休2日なんて夢のまた夢だと思っている人もいるかもしれません。

ただ、最近は状況が変わりつつあります。

働き方改革や人材不足への対応として、不動産業界でも「完全週休2日制」を掲げる会社が増えてきました。

もちろん、すべての企業がそうではありませんし、求人票の表記だけでは実態が見えにくいのも事実です。

では、どうすれば完全週休2日の不動産会社を見極められるのか。

ここでは、探し方のポイントを5つにまとめて紹介していきます。

不動産営業でも完全週休2日は可能なのか？

休みが少ないイメージを持たれる背景

なぜ不動産営業は「休みが少ない」と言われるのでしょうか。

理由はシンプルで、お客様が動くのは土日だからです。

住宅の内覧や契約は、平日よりも休日に集中します。

そのため営業職は週末に仕事が入りやすく、休みを削らざるを得ないケースが多いのです。

働き方改革で休日数が改善してきた流れ

ただし近年は状況が変わっています。

人材の確保や離職防止を目的に、休日数を増やす企業が少しずつ増加。

特に大手グループや都市部の企業では「完全週休2日制」や「年間休日120日以上」といった制度を導入する流れが強まっています。

「完全週休2日」と「週休2日」の違いを整理

注意したいのは、「週休2日制」と「完全週休2日制」が違うこと。

前者は「月に1回でも週2日休みがあればOK」で、毎週確実に2日休めるわけではありません。

後者は「毎週必ず2日休み」がある制度。

不動産会社を探すときには、ここをしっかり見極める必要があります。

完全週休2日の不動産営業会社を探す方法5つ

① 求人票で「完全週休2日制」の表記を見極める

まずは求人票を丁寧にチェックすることが大事です。

「週休2日」とだけ書かれている求人は要注意。完全週休2日と明記されているかどうかを確認しましょう。

友人の体験ですが、「週休2日制」と書かれていた会社に入社したところ、実際には隔週で週1休みしかなく、すぐに辞めざるを得なかったそうです。

② 面接で休日数や実態を具体的に質問する

求人票だけでは不十分です。

面接の場で「直近1年で実際に何日休めましたか？」「有給取得率はどれくらいですか？」と具体的に質問してみると、会社の本音が見えてきます。

答えを濁す会社は怪しいと考えてよいでしょう。

③ 大手グループ・安定企業を優先してチェックする

完全週休2日を実現しているのは、大手や資本力のある会社に多い傾向があります。

鉄道系、銀行系、不動産大手グループなどは休日制度がきちんと整備されており、無理な働き方をさせないケースが目立ちます。

④ 社員の口コミや定着率から休みの取りやすさを把握する

インターネットの口コミや転職サイトのレビューも参考になります。

「休みが取りやすい」「残業が少ない」という声が多ければ安心材料です。

また、平均勤続年数や離職率を見れば、その会社が働きやすいかどうかが一目でわかります。

⑤ 業務効率化や分業制を導入している会社を選ぶ

ITツールを導入して契約書や顧客管理を効率化している会社は、休日も取りやすい傾向があります。

また、営業と事務の役割分担が明確な会社は、営業マンが無理に休日出勤する必要がなくなります。

求人票で完全週休2日を見抜くためのチェックリスト

「年間休日120日以上」とのセット表記に注目

完全週休2日であれば、年間休日は少なくとも110〜120日程度になります。

「完全週休2日＋年間休日120日以上」と記載されていれば信頼度は高めです。

「シフト制」の実態を確認しておく

「完全週休2日（シフト制）」と書かれている求人もありますが、実態は会社によって大きく違います。

交代で土日休みを取れるのか、平日ばかりの休みなのか。

ここは必ず確認しましょう。

有給休暇の取得率や長期休暇制度も合わせて見る

完全週休2日といっても、有給休暇が全く取れない会社もあります。

実際に働いている人の声や説明会での回答から、有給や夏季休暇・年末年始休暇がきちんと取れるかどうかをチェックしましょう。

実際に完全週休2日で働いた不動産営業マンの体験談

プライベート時間を取り戻せたケース

「以前の会社では月6日休みで、正直ヘトヘトでした。でも転職して完全週休2日になったら、趣味のサッカーを再開できました」と話す営業マンがいます。

休みが増えると、精神的な余裕も取り戻せるものです。

休日が増えて営業成績も安定した事例

「休めば売上が落ちる」と不安に思う人もいますが、逆に成果が安定するケースもあります。

十分に休んで頭をリフレッシュできるからこそ、お客様との商談に集中できるんです。

逆に「休みはあっても給与が減った」と感じた声

一方で「完全週休2日になったけど、固定給が下がって年収も減った」という声もあります。

休みが多い分、給与水準を調整する会社もあるので、給与条件とのバランスを考えることが必要です。

完全週休2日の不動産営業会社で働くメリットと注意点

心身が整うことで長期的にキャリアを築ける
休みがきちんとあると、燃え尽きることなく長く働けます。
これはキャリアを築く上で非常に大きなメリットです。
給与水準や歩合制度とのバランスを考える必要性
完全週休2日を実現している会社は、給与をやや抑えているケースもあります。
歩合率や固定給との兼ね合いをよく確認しておきましょう。
「楽すぎて成長できない」と感じる人もいる
逆に「競争がゆるい」と感じてしまう人もいます。自分が重視するのは成長か、働きやすさか。その軸を持って会社を選ぶことが大切です。