不動産営業会社の社会保険・厚生年金など福利厚生はどうなの?

こんにちは。ミカタ不動産転職の荒川です。
不動産営業を目指す人から、よくこんな質問をいただきます。
- 「社会保険や厚生年金って、ちゃんと入れるんですか?」
- 「福利厚生が薄い業界と聞いて、正直ちょっと不安で…」
たしかに、不動産業界には“成果主義でシビア”というイメージがあるかもしれません。
だからこそ、家族を持つ方や、将来を見据えて転職を考える方にとって、福利厚生がどれくらい整っているかは大きな関心事ですよね。
結論から言うと、福利厚生や社会保険制度の充実度は“会社によって本当に大きく違います”。
ただし、未経験者を積極的に採用している企業であれば、教育体制と同じように、福利厚生もきちんと整っているケースが多いのが実情です。
今回はその理由と、制度をどう活かしていけばキャリアを伸ばせるのかを、少し深掘りしてお話しします。
福利厚生が整っている不動産会社の特徴
まず、「どんな会社なら安心できるか」を知っておきましょう。
制度がしっかりしている会社には、いくつか共通点があります。
こうした企業では「働きやすい環境を整えて、成果を出してもらう」ことを目的にしているため、福利厚生を重視する傾向にあります。
実際、未経験者を採用している不動産会社では、社会保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の4大保険が整っているのが一般的です。
もし求人票にこれらが記載されていない場合は、その会社に応募する前に一度確認してみると安心です。
成果主義の不動産現場では「制度より自分」という文化も
とはいえ、不動産営業の世界は成果主義が強く根付いた業界でもあります。
どれだけ福利厚生が整っていても、最終的に評価されるのは「成果=数字」です。
ここで少し現場の話を。
ある営業所では、同じ福利厚生のもとで働いているにもかかわらず、年収300万円台の人と1000万円を超える人が同じチームにいました。
違うのは“制度の使い方”と“自分の動き方”でした。
成果を出す人は、制度を「安心の土台」として活かしています。
たとえば、有給をうまく使って資格の勉強にあてたり、健康診断を機に生活リズムを整えたり。
制度を“受けるもの”ではなく、“自分の成長のために使うもの”として捉えているのです。
一方で、「会社が何もしてくれない」「制度が十分じゃない」と不満を抱く人ほど、数字が伸びにくい傾向があります。
厳しいようですが、これはどの業界でも同じ。制度を言い訳にしてしまうと、自分の可能性まで狭めてしまうのです。
他責思考と自責思考の違いがキャリアを分ける
不動産営業で長く成果を出している人の多くは、自責思考を持っています。
つまり、「環境が悪い」「制度が足りない」と嘆くのではなく、「今の環境で自分にできることは何か」を考える人です。
たとえば、
こうした姿勢がある人は、結果的に制度も環境も味方につけていきます。
制度は“サポート”であって、“主役”ではない。
自分が動くからこそ、制度が生きる――これが、不動産営業で活躍する人の共通点です。
成果を出せば、制度も環境も自分で選べるようになる
不動産営業の世界では、結果を出した人が次のステージに進めます。
歩合給で収入が伸びたり、管理職に昇格して固定給が増えたり。さらに、実績によっては“より条件の良い会社”に転職するチャンスも広がります。
つまり、最初は制度を選べなくても、成果を出すことで“選べる立場”になれるのです。
「制度を作る側になる」という発想が持てれば、キャリアの自由度は一気に高まります。
あるベテラン営業の方が言っていた言葉があります。
「制度に不満を言うより、制度を作れるようになる方が早い」
まさにその通りで、制度はゴールではなく、通過点。
最初は“守られる側”でも、いずれ“整える側”になれるのがこの仕事の醍醐味です。
まとめ|制度は“整っている会社”を選ぶより、“活かせる自分”になることが大切
不動産営業の福利厚生制度をめぐるポイントを整理すると、次のようになります。
制度が完璧な会社を探すよりも、自分が制度を使いこなせる人になるほうが、ずっと大きな安心を手にできます。
不動産営業の世界は、頑張った分だけチャンスが広がる場所です。
- 「安定した環境で、自分の力を試したい」
- 「家族を安心させながら、収入も上げたい」
そんな想いを持つ方にとって、不動産営業という仕事はきっと良い選択肢になります。
制度を味方に、自分の未来を自分の手で切り拓いていきましょう。


