ブラックな不動産求人の見分け方!この言葉があったら要注意

こんにちは。ミカタ株式会社の荒川です。
不動産業界に転職を検討している方の中には、「不動産会社ってブラックが多いんじゃ…?」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実際、まだまだ古い体質が残る会社も多く、いわゆるパワハラや長時間労働などの問題が起きている職場も少なくありません。
そこで今回は、求人票の中にある「ブラックな不動産会社を見抜くサイン」について、実際の現場経験をもとにご紹介します。
就職・転職前に、この記事をぜひ参考にしてみてください。
ブラックな不動産求人の見分け方!この言葉があったら要注意
- 「アットホームな雰囲気」
- 「残業なし」
- 「若手が活躍中!」
- 「すぐに管理職」
- 「少数精鋭」
- 「ノルマなし」
- 「夢・感動」「やりがい重視」
「アットホームな雰囲気」
もはやブラック求人の定番ワードといっても過言ではないのが「アットホーム」です。
なぜ危険かというと、これ以外に会社の魅力を語れる要素がない場合に多く使われがちだからです。
また、「アットホーム=社員同士の距離が近い=馴染めなければ孤立」というパターンも多く、社内に出来上がったグループに入れず、入社直後から疎外感を味わうこともあります。
特に「BBQの写真」「旅行の集合写真」などを求人票に掲載している会社には注意しましょう。
「残業なし」
「うちは残業ゼロです!」と大々的にうたっている不動産会社も、実は要注意です。
というのも、不動産営業の仕事はBtoC(個人向け営業)が基本。お客様との連絡は、どうしても夜間や土日が多くなります。残業が“まったくない”というのは、現実的にはありえません。
最悪の場合、「残業なし」=「残業代が出ない」という意味で書いていることも。
入社してから後悔しないためにも、面接時には労働時間や残業代について具体的に確認しておきましょう。
「若手が活躍中!」
一見ポジティブな言葉ですが、裏を返せば「ベテラン社員がいない」「人が定着しない会社」である可能性があります。
平均年齢が20代前半など、あまりに若すぎる会社は要注意。離職率が高く、人が育たない環境かもしれません。
また、「若手活躍=即戦力が求められる環境」であることも多く、未経験者には厳しい場合もあります。
「すぐに管理職」
「入社半年で店長に昇格!」など、スピード出世を強調する求人も警戒ポイントです。
管理職になると一見聞こえはいいですが、実際には「人手不足でポストが空いている」「責任だけ押し付けられて給与は変わらない」なんてケースも。
特に「昇格が早い=定着率が低い」可能性もあるので、慎重に見極めましょう。
「少数精鋭」
「少数精鋭で効率よく働けるチームです!」という表現も、実はブラック要素を含んでいることがあります。
少人数ということは、1人あたりの業務量が多くなることがほとんど。
さらに「うちは少数精鋭だからな!」と詰められる文化がある会社も…。
プレッシャーや負担が大きく、メンタルを削られる可能性もあります。
「ノルマなし」
不動産営業において「ノルマなし」というのも、実は言葉のマジックです。
「ノルマはないけど“目標”はある」というパターンが定番。
表面的にはノルマがないように見せかけ、実質的に未達成だと詰められる…そんなケースもあります。
評価基準が曖昧な分、成果に対しての責任が不明確になり、不満やストレスが溜まりやすい職場になる可能性も。
「夢・感動」「やりがい重視」
「夢・感動を与える仕事」「やりがいのある職場」など、精神論に偏った文言も要注意。
給与や待遇については一切触れず、「気持ち」や「成長」ばかりを強調する求人は、厳しい労働環境を正当化しようとしている可能性があります。
また、実力主義をうたっている会社も「結果さえ出せば何してもOK」という雰囲気が漂っていることも。自分の価値観に合うかどうか、慎重に判断することが大切です。
ブラック企業を避けるには?1年中求人を出している不動産会社はチェック!
年間を通じて常に求人を出している不動産会社も、離職率が高い可能性があります。
とくに大手求人サイトで「毎回同じ文言・写真」で出しているような求人は要注意。
一度、企業名を検索してみて、口コミや評判、SNS上での噂をチェックするのも有効です。
まとめ|求人票を鵜呑みにせず、冷静に読み解こう
不動産業界は高収入を目指せる反面、ブラック企業が混在しているのも事実です。
求人票に書かれた言葉の裏側には、企業の本音が隠れていることも多く、文言を見極める力がとても重要です。
「アットホーム」「残業なし」「若手活躍中」など、一見ポジティブに見える言葉も、冷静に読み解くことが必要です。
自分に合った働き方ができる会社を選ぶために、求人の文言に惑わされず、しっかり調べ、質問し、納得のいく転職活動を進めてくださいね。



