SHARE:

こんな考えの人は不動産業界はやめておけ【実体験に基づく経験談】

こんな考えの人は不動産業界はやめておけ【実体験に基づく経験談】

こんにちは。ミカタ株式会社の荒川です。

私は過去に不動産仲介の営業として働いていました。結果を出すまでに何度もつまずき、そして同僚の多くが途中で辞めていく姿も見てきました。

不動産業界は「稼げる」と言われる一方で、誰にでも向いているわけではありません。

むしろ、考え方を間違えるとあっという間に心が折れてしまう業界です。

この記事では、私自身の実体験をもとに「こんな考えの人は不動産業界はやめておけ」というテーマでまとめました。

これから不動産業界への転職や就職を考えている方が、後悔のない判断をできるようにお伝えしていきます。

不動産業界はやめておけ?実体験から見たリアルな理由

不動産業界は、華やかに見えて裏側は泥臭い。

表面上は「歩合で高収入」「若くても出世できる」といった言葉が並びますが、実際の現場はそんなに甘くありません。

不動産業界は「稼げる」けど「続かない」人が多い

「不動産営業=年収1000万円も夢じゃない!」という広告をよく見かけます。

たしかに、実力主義の世界なので、結果を出せば20代でも高収入を得られます。

ただし、その裏には“続かない人の山”があります。

1年以内に離職する人も多く、入社した同期が半年後には半分になっていた、なんて話も珍しくありません。

夜遅くまでの残業、休日出勤、お客様都合の急な対応。

「自分の時間がない」と感じて辞めていく人が後を絶ちません。

不動産営業の現場で見た“潰れていく人”の共通点とは

私が在籍していた頃、結果を出す人には共通点があります。

それは「強い目的意識」と「結果への執着心」です。

一方で、途中で辞めていった人たちにも共通点があります。

それが、「とりあえず稼ぎたい」「人のために仕事したい」「競争が苦手」という考え方でした。

この3つのタイプについて、もう少し深掘りしていきましょう。

こんな考えの人は不動産業界をやめておけ【3タイプ】

  1. 「年収500万くらいほしい」程度の人は厳しい
  2. 「お客様のために仕事をしたい」だけでは通用しない
  3. 「負けん気が弱い」人はメンタルがもたない

①「年収500万くらいほしい」程度の人は厳しい

「今の年収が300万だから、不動産営業に転職しては500万くらいほしい」

そんな気持ちで不動産業界を選ぶ人は少なくありません。

でも、正直に言うと“それだけのモチベーション”ではこの業界では通用しません。

なぜなら、不動産営業の世界では結果がすべて。

「今月がダメでも来月がんばろう」では許されず、毎月ゼロから数字を積み上げる戦いが続きます。

深夜残業、休日出勤、クレーム対応。

それでも売れない月は給与が減り、上司のプレッシャーが増す。

このサイクルに心が折れていく人を何人も見てきました。

年収500万円を目標にするなら、他の業界でも十分可能です。

荒川
ミカタ不動産転職

「最低でも年収1000万円を取りに行く」「トップになる」という強い目的がないと、途中で息切れしてしまいます。

②「お客様のために仕事をしたい」だけでは通用しない

「お客様のために最善を尽くしたい」

この考え自体はとても大切です。私自身もその気持ちは持っていました。

しかし、不動産業界の現場は理想と現実のギャップが激しい。

どれだけお客様思いでも、売上が上がらなければ評価されません。

新人時代、私は「利益よりお客様満足を優先したい」と思っていました。

でも結果が出なければ、上司から「まず数字を取ってから言え」と突き放される。

悔しかったですが、それが現実でした。

結局のところ、数字を上げなければ「お客様のために動ける立場」にもなれません。

理念や理想は、実績を出してから初めて形にできる。

それを理解せずに理想だけで走ると、早い段階で壁にぶつかります。

③「負けん気が弱い」人はメンタルがもたない

不動産会社は成果主義の世界です。

同じオフィスに、年収200万円の人と年収1000万円の人が並んで座るのも普通。

後輩が自分より先に成績を上げ、昇給することもあります。

「なんであいつが?」と感じる瞬間、プライドが傷つきます。

正直、悔しさで眠れない夜もありました。

でも、その悔しさを“燃料”にできる人だけが生き残ります。

負けん気がない人、比較に弱い人、メンタルが繊細すぎる人には過酷な環境です。

数字を突きつけられ続けるプレッシャーに、心がついていかなくなります。

なぜこの3タイプが不動産業界で失敗するのか

売上至上主義の世界で「理想」だけでは生き残れない

不動産会社の多くは完全な成果主義。

「いい人」よりも「売る人」が評価される世界です。

理想を掲げても、実績がないうちは誰も耳を貸してくれません。

まず数字を出し、信頼を得て初めて理想を実現するステージに立てます。

この順序を理解していない人ほど、理想と現実の差に苦しむんです。

数字がすべての評価軸になる現実

どんなに努力しても、結果が出なければ意味がない。

そう感じる瞬間が、何度も訪れます。

「こんなに頑張っているのに評価されない」
「自分は向いていないのかも」

そんな悩みを抱えて辞めていく人を何人も見ました。

数字だけで判断されることに納得できない人には、長く続けるのは難しいでしょう。

周囲との比較・結果主義が常にプレッシャーになる

成績がランキングで公開され、営業会議では順位が発表される。

これが日常です。

「今月のトップは誰か」「誰が契約ゼロか」

そのたびに気持ちが揺さぶられます。

だからこそ、負けたくないという気持ちが必要です。

比較を恐れる人には、息が詰まる環境かもしれません。

それでも不動産業界に挑戦したい人へ|成功する人の考え方

「年収1000万を本気で狙う覚悟」が前提

不動産業界で成功する人は、目標設定がまったく違います。

「500万で満足」ではなく、「1000万を取るのは通過点」という意識。

実際、そういう人は休みの日でも勉強しています。

物件情報、税制、住宅ローン、エリア特性。

知識が豊富なほど信頼され、結果にもつながります。

「数字の先にお客様の幸せ」を見られる人は強い

数字ばかり追う営業は長続きしません。

本当に強い人は、数字の先に“お客様の幸せ”を見ています。

  • 「この物件なら家族が安心して暮らせるだろう」
  • 「この提案でローン負担が減るはず」

そう思って提案できる人は、自然と信頼を得て、結果的に数字も伸びます。

悔しさをエネルギーに変えられる人が伸びる

悔しい思いをしたときに、「もう無理」と感じる人と、「次は勝つ」と燃える人。

この差が、数年後に大きな成果の違いを生みます。

一度や二度の失敗で終わらず、泥臭く継続できるか。

ここが、不動産業界で生き残る最大のポイントです。

まとめ|生半可な気持ちならやめておけ、覚悟があるなら最高の仕事

不動産業界は厳しい世界です。

でも、覚悟を持って挑めば、自分の努力がダイレクトに結果になる。

そんな魅力的な仕事でもあります。

「少しだけ稼ぎたい」「お客様のためにだけ働きたい」という気持ちでは長続きしません。

一方で、「誰よりも結果を出して、自分の力でお客様を幸せにしたい」と思える人にとっては、これほどやりがいのある仕事はないでしょう。

私自身、何度も心が折れそうになりました。

でも、契約が決まってお客様から「本当にありがとう」と言われた瞬間、そのすべてが報われました。

不動産業界を目指す方へ。もし迷っているなら、ぜひ自分の心に問いかけてみてください。

「自分はこの厳しさを乗り越える覚悟があるか?」

答えが「YES」なら、この業界で輝ける可能性は十分にあります。

中途半端な気持ちでは通用しない。けれど、覚悟がある人には、人生を変えるほどのチャンスが待っています。

あなたへのおすすめ