離職率の高い不動産会社あるある9選【ブラックすぎ・・】

不動産業界は「離職率が高い」とよく言われます。
確かに全体として他業界よりも離職率が高い傾向にあるのは事実ですが、実際には会社ごとに大きな差があります。
良い会社には人が定着し、悪い会社からは人がどんどん離れていく。
今回は、離職率の高い不動産会社にありがちな“ブラックあるある”を実体験を交えてご紹介します。
記事後半では、SNSで話題になった不動産業界のリアルな声も掲載していますので、ぜひ最後までお読みください。
不動産業界の平均離職率ってどれくらい?
まず前提として、不動産業界全体の離職率はそこまで極端に高いわけではありません。
厚生労働省の調査によると、不動産業界の1年間の平均離職率は約11%。つまり、10人いれば1年後に1人程度が辞める計算です。
とはいえ、離職者がほとんど出ない会社もあれば、常に求人を出し続けている会社もあります。
その差を生む要因こそが「ブラックあるある」なんです。
離職率の高い不動産会社あるある9選
1. 朝礼で社訓を大声で唱和
朝から社訓や目標を全員で大声で唱えるような昭和スタイルの朝礼、いまだに残っている会社があります。
気合を入れるため、テンションを上げるため、と言われても、時代錯誤感は否めません。
社員の士気が本当に高まるならいいのですが、強制感が強く、精神的に合わない人は早々に離れていきます。
2. 一日中チラシ巻き(ポスティング)
営業マンなのに、朝から晩までチラシを配らされる。
いまだにそんな会社が存在します。今はポスティング業者も多く、外注するのが一般的ですが、経費削減のために営業がチラシを撒かされるケースも。
営業を育てる意志がなく、ただの作業要員として使い倒す会社は、当然ながら定着しません。
3. 固定給が低すぎて歩合頼み
不動産業界はインセンティブが大きい魅力もありますが、固定給が極端に低く、歩合依存度が高いと危険信号です。
稼げる人にとっては天国ですが、安定を求めるタイプにはかなり厳しい環境。
「どうせなら独立した方がマシ」と考えて辞めていく人も後を絶ちません。
4. 自家用車を営業で使わされる
営業車を与えられるどころか、自家用車を持ち込んで営業活動をしなければいけない会社も存在します。
ガソリン代の支給があっても、走行距離がかさむことでメンテナンスや買い替えの頻度も上がります。資産を削って働くなんて、本末転倒ですよね。
5. 売上の悪い社員を吊るし上げる
最悪なのが、売上が悪い営業マンの名前を旗にして社内に掲げるような社風。
見せしめのように個人名を晒すことでプレッシャーを与えるやり方は、モチベーションを下げるだけです。
本人はもちろん、見ている周囲の社員もどんどん心が離れていきます。
6. お客様を「客」と呼ぶ文化
社内でお客様のことを「客」と呼ぶような会社は要注意です。
そうした呼び方が普通になっている会社では、「自分が稼ぐこと」が最優先で、お客様への敬意が欠けている場合が多く見られます。
営業の本質から外れた組織文化が根強い会社は、やはり人も育ちません。
7. 求人票が年収や役職推しばかり
「年収1000万円!」「20代で課長に!」といった文言が並ぶ求人票。
魅力的に見えますが、裏を返せば慢性的な人手不足で、釣り文句に頼っているということです。
誇張された求人広告に飛びついてしまうと、実情とのギャップに苦しむことになりかねません。
8. オフィスでタバコが吸える
いまどき珍しいですが、事務所内でタバコを吸える環境が残っている会社も。
分煙が当たり前の時代にこれは時代遅れ。社員への配慮も、お客様への配慮も感じられません。
「周囲に気を遣えない会社はブラック化しやすい」と考えていいでしょう。
9. 上司が見た目からして強面すぎる
金のネックレス、ツーブロック、グラサン。まるで映画に出てくるような風貌の上司。
実際、「ぱっと見で8◯3みたいな上司がいる会社」には近づかないほうが無難です。
見た目だけで判断してはいけないとはいえ、経営方針や人材教育が見た目に現れることもあるので侮れません。
SNSでも話題!不動産業界のリアルな声
Twitter(X)でも、不動産業界のブラック体験は数多く投稿されています。
「23時44分まで返事してくれる不動産会社、ブラックすぎん?大丈夫?」
「不動産会社に務めてわかった。本当にブラック。まじで倒れる。」
「ブラックな不動産会社もあるけど、ブラックじゃないところもある。規模じゃなく、文化の問題。」
「女性社員を羽交い締めにして胸を触らせる? それってブラックじゃなくて犯罪…」
投稿を見る限り、ブラックな実態を暴露する声は後を絶ちません。
一方で、「すべての不動産会社がブラックではない」という意見もあり、見極めが重要だとわかります。
まとめ:ブラックあるあるに当てはまったら要注意
離職率の高い不動産会社にありがちな特徴を9つご紹介しました。
ひとつでも当てはまっていたら、慎重に見極める必要があります。
働き方が多様化してきたとはいえ、こうしたブラック文化が根強く残っている会社もまだまだ存在します。
これから不動産会社に就職・転職しようとしている方は、会社選びにぜひ注意を払ってください。
企業側も離職に悩んでいるのであれば、こうした“あるある”に当てはまっていないか、ぜひ見直してみてはいかがでしょうか。

